【遊戯王DL】ダークネス・ギミックのテーマ、カード評価と注目カード

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今回はつい最近、デュエルリンクスで実装されたメインボックス「ダークネス・ギミック」にて生まれたデッキ、強化されたデッキをざっくりと評価していきたいと思います。

今回、新しく加わった新テーマは「ギミック・パペット」
強化されたのは「ヴァンパイア」「甲虫装機」「フォトン」

これらの顔ぶれとなります。

特に強化組のテーマは、OCG、リンクスそれぞれの環境で過去に環境トップを取ったことのある懐かしい顔ぶれであり、どちらのプレイヤーだとしても古参プレイヤーほど、嬉しくなれるパックです。

それでは参りましょう。

各デッキの特徴

ギミック・パペット

まずは、今弾の看板にもなっており、手厚くカードが実装された「ギミック・パペット」から参りましょう。

「遊戯王ZEXAL」の作品内でも3本の指に入るであろう人気キャラクター「Ⅳ(フォー)」の使用したテーマです。

何を隠そう筆者も「Ⅳ」及び「ギミック・パペット」デッキは好きで、実際にOCGで実物を揃えて遊んでいた経験もあります。

そんな「ギミック・パペット」はランク8エクシーズを主体とした少し変わったビートダウンです。

注目カードはエースモンスターである「No15ギミック・パペット‐ジャイアントキラー」「ギミック・パペット-ギガンテス・ドール」でしょう。
特に「ギミック・パペット-ギガンテス・ドール」はアドバンテージ獲得能力が高く、捲りに貢献するため、このデッキの切り札的な役割を担うカードとなりそうです。

「No15ギミック・パペットジャイアントキラー」

【 エクシーズモンスター 】
星 8 / 闇 / 機械族 / 攻1500 / 守2500

レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊する。

破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。

 

「ギミック・パペット-ギガンテス・ドール」

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 闇 / 機械族 / 攻0 / 守2000

レベル4「ギミック・パペット」モンスター×2

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果を発動したターン、自分は「ギミック・パペット」モンスターしか特殊召喚できず、Xモンスターでしか攻撃宣言できない。

②:このカードをリリースして発動できる。自分フィールドの全てのモンスターのレベルはターン終了時まで8になる。

その他、「ギミック・パペット‐テラー・ベビー」「ギミック・パペット‐ネクロドール」「ギミック・パペット‐ビスク・ドール」といった展開要素も完備されており、モンスターカードのテーマ関連カードは殆どリンクスに導入されたといえます。

半面、魔法、罠カードのテーマサポートカードの導入はあまり進んでおらず、OCGの強力なサポートカードを数枚残しています。
これは今後に期待といったところでしょう。

「No15ギミック・パペット‐ジャイアントキラー」と「ギミック・パペット-ギガンテス・ドール」の存在から、後手からの攻めが特に強く、先手の防御が弱いという偏った特徴を持つデッキとなりそうです。

ヴァンパイア

デュエルリンクスの過去のトップメタデッキ、「ヴァンパイア」の帰還です。

注目カードは「ヴァンパイア・デューク」「ヴァンパイア・アウェイク」「ヴァンパイア・レッドバロン」の3枚でしょう。

「ヴァンパイア・デューク」
【 効果モンスター 】
星 5 / 闇 / アンデット族 / 攻2000 / 守0

「ヴァンパイア・デューク」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードをX召喚の素材とする場合、闇属性モンスターのX召喚にしか使用できない。

①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

②:このカードが特殊召喚に成功した時、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手は宣言された種類のカード1枚をデッキから墓地へ送る。

「ヴァンパイア・アウェイク」
【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「ヴァンパイア」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

「ヴァンパイア・レッドバロン」

【 効果モンスター 】

星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻2400 / 守1000

①:1ターンに1度、1000LPを払い、相手フィールドのモンスター1体とこのカード以外の自分フィールドの「ヴァンパイア」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。

②:このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。そのモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。

特に「ヴァンパイア帝国」の発動中に「ヴァンパイア・アウェイク」から、「ヴァンパイア・デューク」を相手ターン中に特殊召喚し、②の効果でデッキ破壊を行うことで、相手ターン中に1除去を行えるようになったというのが今回の強化の最も大きな部分だと言えるでしょう。

これらの実装によって「ヴァンパイア」はギミック内に自前の妨害要素を持てるようになり、デッキとしてのパワーが増しました。

「ヴァンパイア」というデッキ自体が、高い安定性と、テーマ内での高いサーチ能力を兼ね備えているため、デッキギミックを回すだけで、勝ちに行けます。

「甲虫装機」

みんなのトラウマ、「甲虫装機」の主役、「甲虫装機ダンセル」がついに実装されました。

OCGでは環境の速度を定義し、攻撃反応罠や「奈落の落とし穴」といったそれまでメジャーだった罠戦術を焼き払い、文字通り環境を一変させ、高速環境を作り出すに至った要因です。

 

今回実装されたのは、前述の「甲虫装機ダンセル」だけですが、テーマのキーカードである「甲虫装機ホーネット」「甲虫装機センチピード」その他の関連カードは過去弾に収録されています。

もちろん、注目カードは「甲虫装機ダンセル」です。

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 昆虫族 / 攻1000 / 守1800

1ターンに1度、自分の手札・墓地から「甲虫装機」と名のついたモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。このカードに装備された装備カードが自分の墓地へ送られた場合、デッキから「甲虫装機 ダンセル」以外の「甲虫装機」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。また、このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、装備モンスターのレベルは3つ上がる。

「フォトン」

今回実装された「フォトン」の新規カードは「フォトン・オービタル」1枚です。

その他テーマほど、爆発的な強化、というわけではありませんが、デッキを確実に強化してくれる枠となっています。

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 機械族 / 攻500 / 守2000

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに自分フィールドの「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを攻撃力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。装備モンスターは戦闘では破壊されない。

②:装備されているこのカードを墓地に送って発動できる。デッキから「フォトン・オービタル」以外の「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスター1体を手札に加える。

その他注目カード

N・グラン・モール

【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 岩石族 / 攻900 / 守300

このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わず相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す事ができる。

おじいちゃんはご存じの鬼畜モグラこと、「N・グラン・モール」。
召喚権とバトルフェイズを割かなければいけないものの、何度でも使用できる対象を取らない除去です。

既に禁止カードになっていますが、「召喚獣コキュートス」のように本来は対処が難しいカードを簡単に処理できるため、今後似たような耐性持ちカードが流行した場合、需要が増すかもしれません。

現状は優良サイドカード、もしくは、KCカップ中のオプション程度のカードですが、1~2枚程確保してもよいと思われるカードです。

心太砲式

【 通常罠 】

①:自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。

このパックの中で、最も汎用性が高いカードです。

攻撃反応カードにも見えますが、使用者の攻撃宣言にも対応して発動できるため、実際は条件をほとんど選ばないデッキバウンス効果を持つカードです。

特に、攻撃宣言までラグが発生しない罠カードなのに、能動的な発動ができるという観点で、非常に強力なカードであるといえます。

というのも、ある程度の上級者同士の試合になると、伏せカードから発生するラグで相手の伏せカードの内容を推測し、必要ならケアを行う、というプレイをお互いが取ります。

ラグのない伏せカードのケアを行う観点で最も警戒しなければいけないのは攻撃反応罠の直撃です。特に警戒対象として真っ先に上がるのは「波紋のバリア -ウェーブ・フォース-」でしょう。

【 通常罠 】

①:相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主のデッキに戻す。

「波紋のバリア -ウェーブ・フォース-」に限らず、攻撃反応罠をケアした殴りを行う場合、窮屈なプレイになりがちですし、完全なケアを目指すなら「サイクロン」のようなカードを引くまで盤面を固めて待つ、といった方針も有用です。

しかし、「心太砲式」は、使用者の殴りにも反応するため、実質的にはケアができません。

このように、セットカードにある際にケアがされにくく、相手のプレイが結果的に間違ったものになりやすいのは非常に評価できる部分と言えるでしょう。

今後は見かける機会が増えるカードになると予想します。

各テーマの評価

今回の新弾の追加、強化されたテーマの個人的な現段階の格付けは以下のような形になります。

ヴァンパイア>>フォトン>=ギミック・パペット>甲虫装機

なにぶん、時期が時期だけに、私自身が世界大会の本戦での使用することも考慮して、デッキの評価を行っているため、少し辛口な評価になってしまいますが、競技層視点の評価はこのようなものなんだな、という1種の指標のように扱ってもらえると嬉しいです。

以下、各テーマを上から順番にさっくりと評価ポイントをまとめます。

ヴァンパイア

今回の新弾収録テーマの中で最も強いと思われるデッキです。

カード紹介の項でも述べましたが、テーマ内で1妨害を用意できるかどうかは、非常に重要な要素であり、それを獲得できたことが非常に評価できます。

また、新規以外の要素として、

  • ギミックが罠ビートミラーに強い
  • 環境最強カード「狡猾な落とし穴」をギミックでケアできる可能性がある
  • 多角的な攻め筋を持っており、勝ち方を複数狙える

といったポジティブな要素が挙げられます。

スキルは現状見ている限りでは「レベル同調」が最も相性がいいスキルといえます。
「ヴァンパイア」の弱点として、効果を発動できない範囲までライフを削られることが挙げられますが、「レベル同調」はライフが減るという負け筋を、勝ち筋に変えられるスキルだからです。

デッキの性質上、自前でライフを払い、調整を行うことができるため、ホープレイラインを意図的に作り出すことができ、その過程で攻撃表示モンスターを「ヴァンパイアレッドバロン」で送り付けることで、相手にケアが不可能なホープレイワンキルを叩き込むことができます。

このように、勝ち筋を複数所有しており、安定性も担保できることから、「ヴァンパイア」はメタゲームに食い込める格のあるデッキではないかと想定しており、世界大会への持ち込みがされる可能性もあると見て、注目しているデッキです。

筆者個人の暫定TierではTier3に置いていますが、研究が進んでからは、もう少し上下するかもしれません。

フォトン

「フォトン・オービタル」の獲得で安定性が上がったデッキですが、お世辞にも強いデッキという評価ではありません。

今回の変化で最も恩恵を受けられる部分は、デッキ内の「フォトン・スラッシャー」の枚数を1枚にしてもよくなりそうなところではないでしょうか?

「フォトン」というデッキは初動よりも中盤以降の継戦能力に難があるデッキなので、「中盤戦」でトップデッキした際に弱く、横展開にも使えない「フォトン・スラッシャー」は真っ先に数を減らしておきたい枠でした。

ひとまずは、ブン回ればあらゆるデッキに勝つことができる程度の勝ち筋と安定性は保有できているデッキになったと感じます。

本音を言えば中盤戦に強くなるカードが欲しかったところですが、それは今後に期待といったところでしょう。

ギミック・パペット

スキル「サクリファイス・パペット」という明らかなぶっ壊れスキルに支えられているデッキです。

私自身は、軽々しく「ぶっ壊れ」などと言うのを嫌うタイプなのですが、その私をして、「ぶっ壊れ」と言わしめる凄まじいスキルです。

スキルによって、これでもかというほどに手厚いサポートをしてくれたため、デッキとしての形を保つことはできています。

しかし、初動はある程度の安定性を確保できているものの、後続問題であったり、先攻でのやることがなかったり、その割には決定力が不足していたり、フィニッシャーに繋がる「ギミック・パペット-ギガンテス・ドール」がケア自体は簡単だったりと、解決されていない問題が山積みです。

また、問題点が多いわりに、スキルの制約のせいで、構築にかかる縛りが非常に重いものとなっているため、「構造で見る」のではなく「札で見る」という対策しかとれなさそうであり、結局引きに依存したデッキになってしまうと思われることも評価を落とします。

とはいえ、大会への持ち込みを考えられる強さはなさそうなものの、デッキとしては普通に遊べる強さがあるため、「ギミック・パペット」を好きな人が集めても悪い選択肢ではないと考えています。

かくいう私も、世界大会が終わって、デッキを選ばなくてよくなったら、揃えてみようかと考えている程度にはいいデッキだと思います。

甲虫装機

おそらく、今回の最弱枠です。

ダンセル+ホーネットのコンボは2枚で4枚分のアドバンテージを稼ぎ出す凄まじいアドバンテージコンボですが、インフレして、現代遊戯王に近いゲーム性を獲得しているリンクスの環境の中では明らかに実力不足です。

せめてもっと前に来てもよかったと思われます。

「聖騎士」のモルドレッド展開の方がよっぽど強そう、などという身も蓋もない評価をされているデッキですが、現状の評価は実際にその程度でしょう。

まとめ

懐かしいテーマ、カードが多く、中々楽しいものの、環境デッキが増えるかと問われると「ヴァンパイア」が増えるかも、くらいといったところです。

無課金や微課金の方は、パーツが揃っていないなら、他の弾にジェムを使った方が有意義かもしれません。

今回は以上。

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